学園だより 第109号

三施設交流会・視察に同行して

三施設交流会
 私は、8月12日から9月17日までの25日間みやこ学園で実習をさせて頂きました。施設で実習をするのは初めてで、学校のボランティアなどでも障害のある方とあまり関わったことは無く実習初日は、緊張と不安で一杯でした。でも、先輩(利用者)の皆さんから話かけてもらうことが多くて徐々に緊張が和らいでいくのを感じました。皆さんの笑顔を見ることで励まされ元気を貰いました。私は、全部の授産作業に参加し沢山の体験をしました。初めての事ばかりでしたが皆さんが親身に丁寧に教えていただき感謝しています。又、行事等にも参加して皆さんの楽しい姿を見ることや一緒に協力し合う事の大切さを改めて学ぶことが出来ました。職員の皆さんも優しくてとても話しやすかったです。対応のアドバイスなど勉強になりました。今回の実習での課題を克服する為に、自分自身と向き合って考えを深めて行きたいと思います。この実習で学んだ事を糧にして大学でも学業に励んで行きたいと強く思いました。実習を受け入れていただき本当に有難うございました。また会える事を楽しみにしています。
三施設交流会 三施設交流会


視察に同行して  9月10日(金)県内11市の生活保護担当者で構成されている生活保護研究部会の皆さん(35名)がみやこ福祉会の「グループホームみやこ」及び「野菜ランドみやこ」の視察に訪れました。まず最初にグループホームを訪れ、みやこ福施会の伊志嶺理事長より歓迎の言葉の後、施設内見学を行い「グループホームみやこ」が開所するまでの経緯(親にとっては親亡き後のわが子の生活がどのようになっていくかが切実な悩みであること)このような親の思いと障害者自身の自立した生活・親亡き後の安心した生活を目指し現在世話人さんが4人体制で24時間対応をしていて、ここを利用している皆さんの親や兄弟が気軽に遊びに来られて泊まっていけるような雰囲気作りにも心がけており「我が家」として一人一人が自分らしく暮らして行けるよう居場所作りにも勤めている事などの話がありました。視察者からは、家賃や支援体制についての質問等がありました。続いて、22年6月開所の「野菜ランドみやこ」(就労継続支援A型事業所)へ移動し、水耕栽培(ナッパーランドシステム)でほうれん草を栽培しています。野菜ランドみやこでは、一般企業に就労困難な障害者の方たち15名を一般雇用し、最低賃金で就労している事及び事業内容の説明があり、一般就労という厳しい時期を乗り越え個々が楽しく充実した人生が送れるような地域づくりを職員と共に心がけていることなどのお話があり施設見学を終えられた皆さんは帰路に着かれました。今回の視察において見て頂いた現状をご理解し、今後の障害者支援において、手厚い行政側のご協力をお願い致します。本日は大変お疲れ様でした。
グループホームみやこ
「グループホームみやこ」
野菜ランドみやこ
「野菜ランドみやこ」
ほうれん草を手にとって
「ほうれん草を手にとって」



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