学園だより 第79号

障害者就労支援講演会

慶應義塾大学環境情報学部専任講師の神成淳司工学博士  先月5日、慶應義塾大学環境情報学部専任講師の神成淳司工学博士を講師にお招きして、「活き活きした日常を目指して・技術や知恵を活かした地域活性化」と題して、講演会を行いました。現在、神成先生は滋賀県の福祉施設と連携して、IT(情報技術)を活用した農業(トマト栽培)をテーマに取り組んでいます。農業の熟練生産者の方々とも連携し、高収益に必要な栽培ノウハウをITを屈指して障害者の方達の就労に結ぶように研究を進めています。
 又、障害者の方達が地域の中で生き甲斐を持って自分らしく生きていく為に地域のあらゆる社会資源を活用できる地域社会ネットワークのシステムの構築や障害者就労支援についても取り組んでいて宮古島でも参考にしていきたいと思いました。又、神成先生は人が培ってきた技術を最大限に生かすためにコンピューターがある。ITを使って「その人しか出来ないこと」の価値をさらに高め、平行して人材を育成し、未来を見据えた地域作りを考えることが大事だと話していました。まさにその通りだと感じました。今後、みやこ福祉会としても既存の事業所だけでは無く、新たに障害者の方達が働けるようなポジションも立ち上げて行きたいと思います。今回の障害者就労支援講演会は、みやこ学園が沖縄県から受託した障害者就労支援ネットワーク構築事業の一環として開催致しました。講演会に参加して下さいました皆さん有り難う御座いました。 施設長 伊志嶺博司

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