学園だより 第76号

新年のあいさつ

みやこ学園 施設長 伊志嶺博司
新年あけましておめでとうございます。昨年中は親の会をはじめ地域の方々や福祉行政及び関係者の皆様には、多くのご支援、ご協力を賜り心から感謝申し上げます。又、みやこ学園の諸行事にも、ご参加下さいまして有り難うございました。
 振り返ってみますと、平成8年に宮古島では初めての小規模作業所「腰原福祉作業所」を立ち上げ、5年後の平成13年には、社会福祉法人格を取得し「みやこ学園」を設立運営して参りました。しかし、まだ数多くの障害者の方達が在宅を強いられており、平成16年に分場「アダナス」を設立して、在宅を余儀なくされていた19名を受け入れる事が出来ました。
 福祉は、長い間の措置制度から契約に基づく福祉サービス利用の支援費制度に変わり、さらに法律改正が行われ、障害者自立支援法が施行され今日に至っています。このような障害者福祉施策の大きな転換期にあって、障害をもって生まれた人達の有意義な人生を切に願うという法人設立の原点に立ち返り、過ぎた7年を検証しつつ、現実にある幾多の課題にも立ち向かって行きたいと思います。障害をもつ人達が、どこに住み、どこで働き、だれが支えるのかについて常に考え、目配り、気配り、心配りをしながら、一人一人のニーズに耳を傾けて支援が出来るようにして行きたい。また、生き甲斐と安らぎのある心豊かな人生を送ることの出来る地域社会の確立を目指して参る所存です。
 結びに創立から今日に至るまで、ご指導ご援助を賜りました関係者の皆様に心からお礼を申し上げると共に今年も新鮮な新しい風を取り入れ、尚一層の福祉サービスと利用者の生活の質の向上に向け役職員一丸となって努めて参りたいと思います。皆様にとって、健康で笑顔の絶えない良い年であることを願い、新年の挨拶と致します。
施設長 伊志嶺博司
みやこ学園 宮古島の夜明け宮古島の夜明け

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